コロナ対策で、車両のつり革などに施される抗ウイルスコーティングの作業(彦根市・近江鉄道電車区)

コロナ対策で、車両のつり革などに施される抗ウイルスコーティングの作業(彦根市・近江鉄道電車区)

車内に貼られた「抗ウイルス 施工済」のステッカー

車内に貼られた「抗ウイルス 施工済」のステッカー

 新型コロナウイルス感染防止対策の一環で、近江鉄道(滋賀県彦根市)は、本線と八日市線、多賀線の全3路線で運行する計36車両に、抗菌や抗ウイルスコーティングを施す作業を進めている。

 同社は、これまで窓を開けての換気や定期的な車内消毒を行ってきたが、長引く感染に備える。費用は、地域公共交通の確保や維持を目的にした国や県の補助金を活用する。

 コーティングはシートや手すり、つり革、床など車内全体に施す。施工業者によると、ナノ粒子化した酸化チタンを吹き付け、光によってコーティング面に付着したウイルスや菌、花粉を分解し、不活化させる効果がある。県内の病院や大型商業施設、京都・祇園の日本料理店などでも活用されているという。

 20日までに作業を終え、車内には「抗菌・防臭 抗ウイルス 施行済」のステッカーを貼る。近江鉄道は「より安全・安心、快適に利用していただける環境にしていきたい。紅葉シーズンなど観光の際にも利用してほしい」と話している。