給食の「あゆのゆず風味焼き」をほおばる児童(滋賀県栗東市野尻・大宝東小)

給食の「あゆのゆず風味焼き」をほおばる児童(滋賀県栗東市野尻・大宝東小)

 滋賀県の食文化に親しんでもらおうと、県内産の大アユを使った給食が17日、滋賀県栗東市内の9小学校で提供された。大宝東小では児童約380人がゆず風味焼きに調理されたアユを味わい、琵琶湖の恵みに思いをはせた。

新型コロナウイルス禍で需要が落ち込む湖魚を給食に使うことで流通を促し、食育にもつなげる狙いで、県が食材費を負担している。来年3月までに県内約380校で実施予定という。

 今回の大アユは、琵琶湖で漁師が取った約10センチのコアユを県内の養殖業者が約20センチまで成長させたもの。タンパク質が豊富で身体が丈夫になるという。

 同小5年生の教室では担任教諭が「今日食べるものと琵琶湖の自然はつながっている。感謝して食べて」と呼び掛けた後、子どもたちが次々とかぶりついた。男子児童(11)は「魚は苦手な自分でも食べられる甘みがある。ほろ苦さも口の中でご飯に合っておいしい」と話した。