「茶」をテーマにした展示を見て回る参観者(19日、京都市上京区・京都御所)

「茶」をテーマにした展示を見て回る参観者(19日、京都市上京区・京都御所)

 京都市上京区の京都御所で19日、非公開の調度品を展示する「宮廷文化の紹介」が始まった。今回のテーマ「茶」にまつわる逸品が紹介され、訪れた人たちは普段は見られない品々や、木々が色づいた庭園の景色を楽しんだ。

 宮内庁が春と秋に開催している。今回は京都御所の茶室や茶道具、新茶を入れた茶つぼの封を切る口切の儀式などを展示した。

 茶道具は初公開。1867年の明治天皇即位に合わせて新調され、色彩豊かな四季花鳥図が描かれた「二階台子」のほか、釜、風炉(ふろ)、水指を紹介している。2匹の手長猿が楽しげな表情を見せる御所内の茶室のふすま絵「松に猿猴(えんこう)図」も並ぶ。

 夫妻で訪れた男性(71)=上京区=は「ふすま絵の手長猿や台子のカワセミがかわいらしかった。今の時季は紅葉もきれい」と笑顔だった。

 23日までの午前9時~午後3時20分。予約不要、無料。宮内庁京都事務所075(211)1211。