【資料写真】京都地裁

【資料写真】京都地裁

 京都市左京区の不動産会社社長宅から現金1億円を奪ったとして、強盗致傷や住居侵入などの罪に問われた無職の女(60)の裁判員裁判の初公判が11日、京都地裁(入子光臣裁判長)で開かれた。女は、共犯とされる元国会議員秘書の男(45)=同罪などで起訴=が犯行を主導したとした上で「元国会議員秘書の男が強盗することは知りませんでした」と述べ、無罪を主張した。

 起訴状によると、両被告は共謀し、2010年9月29日午後2時40分ごろ、宅配業者を装って左京区の不動産会社社長宅に押し入り、家人の女性(61)に刃物を突きつけ、結束バンドで両手を縛るなどして首や手首に軽傷を負わせた上、現金1億円を奪ったとしている。

 検察側は冒頭陳述で、「女は、夫が経営する工務店の取引先だった不動産会社社長宅の情報を実行役の元国会議員秘書の男に伝え、現場付近まで車で送り届けた」と指摘した。

 弁護側は「元国会議員秘書の男の犯行を知らずに手伝わされただけ」として共謀を否定した。

 男はこれまでに複数の国会議員秘書を務め、事件当時は自民党の二之湯智参院議員(京都選挙区)の公設秘書だった。