糸や弦への感謝の気持ちを込めて読経する参拝者ら(京都市左京区・法乗院)

糸や弦への感謝の気持ちを込めて読経する参拝者ら(京都市左京区・法乗院)

 楽器に使われている糸や弦に感謝する「糸供養」が21日、京都市左京区の法乗院で営まれた。プロやアマチュアの演奏家ら10人が使い込んだ糸に手を合わせ、芸の上達を願った。

 筑前琵琶の教室を主宰する岡田翔廣住職(72)が2016年に始めた。4回目の今年は京都市内を中心に約20人から、切れて使えなくなった琵琶や三味線、ハープなどの糸や弦が寄せられた。

 読経の後、岡田住職は参列者に「基本を大切にしてください」などと芸上達に向けたメッセージを贈った。

 三味線の糸を供養に出した会社員前川直也さん(48)=大阪府枚方市=は「習い始めて25年以上になるが、まだまだ力不足。もっとうまくなれますようにと願いました」と話した。供養の後には、ギターや三味線の演奏会もあった。