琵琶湖の水位回復など、琵琶湖河川事務所に要望した内容を説明する佐野会長(左)=25日午後、大津市・県庁

琵琶湖の水位回復など、琵琶湖河川事務所に要望した内容を説明する佐野会長(左)=25日午後、大津市・県庁

 琵琶湖の水位低下を受けて、滋賀県漁業協同組合連合会(大津市)は25日、国土交通省琵琶湖河川事務所に対し、漁業に影響が出ているとして、下流への放流量を抑制し水位の回復を図るように要望した。

 瀬田川洗堰(あらいぜき)=同市=で水位操作している同事務所を訪れ、佐野高典会長(73)が矢野公久所長に要望書を手渡した。提出後、県庁で記者会見した佐野会長によると、湖面が低くなったことで、船から漁港への荷揚げや乗降に支障が出ているという。湖岸が干上がっているところもあり、今後、シジミなど二枚貝の減少や来春のニゴロブナやホンモロコの産卵にも影響が出る懸念があるとした。

 佐野会長は「常に琵琶湖に接している漁業者として、琵琶湖の主要魚種であるアユへの影響や来春の漁期への不安から、水位回復が望まれる」と訴えた。

 要望ではほかに、来年以降も同様の事態が起きないよう、降雨に関する気象予測の精度を上げたり、必要な放流量を見直したりするよう求めた。