店内で客と語らう金児さん(右)=笠置町笠置・「このかconoka」

店内で客と語らう金児さん(右)=笠置町笠置・「このかconoka」

 京都府笠置町のJR笠置駅前の商店街に、カフェ「このかconoka」がこのほどオープンした。山城地域の食材も使い、「躰(からだ)・環境・人に優しい」をコンセプトに掲げる。地域は過疎高齢化が進み、商店街は空き店舗も目立つが、新たにともった光が、地元の住民や町へ訪れた人を誘っている。

 JR加茂駅(木津川市)前のカフェで20年以上働いていた金児眞里さん(58)。3年ほど前、カフェの客の紹介で笠置町に移り住んだ。さらに、カフェが今年1月に閉店し、自分の店を開こうと考えていると、家族や知人とのつながりの中で、同町で空き店舗になっている古民家を知った。「笠置町に呼ばれたみたいで縁を感じた」。この古民家を借り、8月下旬に自身のカフェをオープンした。
 人気メニューは、南山城村童仙房で採れたコメを使った「おにぎりセット」(2個650円、3個800円)。おかずが5、6品付いてボリュームがある。旬のフルーツを使ったロールケーキといったスイーツも好評で、「手頃な値段で食べてもらえるように」と心掛ける。山城地域のほか奈良や和歌山など産地にこだわった安心安全な食材を用い、「いずれは笠置の食材も使いたい」と考える。
 住民や近くのキャンプ場利用者が訪れるようになった。「地元の人にも観光客にも喜んでもらいたい」と金児さん。双方の交流を育み、「笠置ってええとこやで」「そうですね」と会話が生まれる店になってほしいと思っている。
 営業時間は午前9時から午後6時(金、土曜は午後9時)。第1、3火曜と毎週水曜が休み。