広上淳一氏(2018年撮影)=京都市北区・京都市交響楽団練習場

広上淳一氏(2018年撮影)=京都市北区・京都市交響楽団練習場

 京都市交響楽団(京響)は26日、来年度自主公演の概要を発表した。来年3月で常任指揮者を退任する広上淳一さん(63)の後任は置かず、新型コロナウイルスの流行で停止していた「京響友の会」(定期会員)の会員募集を再開する。

 京響によると、広上さんの後任に海外在住の指揮者を招聘(しょうへい)する計画だったが、コロナ禍で本年度内の事前の出演がかなわず、1年間の空席を決めたという。常任指揮者の不在は1987~89年度の3年間以来。

 2008年度から常任の歴代最長記録を更新している広上さんは、来年度以降、本人の希望で名誉職に就かないが、23年1月のニューイヤーコンサートでタクトを振る。

 来年度の自主公演は、12月を除いて毎月本拠地の京都コンサートホール(左京区)で開催する定期演奏会など33公演を予定している。首席客演指揮者のジョン・アクセルロッドさん(55)は、来年9月定期でマーラーの交響曲第2番「復活」を、23年3月定期でストラビンスキーのバレエ音楽「春の祭典」を振る。

 友の会は、座席の券種によって異なっていた割引率を平均30%から一律20%に下げ、値上げする。新規の会員は年明けにも募集を始める。