徳川(一橋)慶喜に仕え、渋沢栄一を慶喜につなげた存在として知られる幕末の志士、川村恵十郎の書き残した日記が、京都市西京区に暮らす子孫の家で見つかっていたことが、27日までに分かった。恵十郎は幕末期に全国の有力大名や朝廷側とも面会を重ねるなど活躍、今年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」にも登場した人物だが、史料が少なく、これまでほとんど研究されてこなかった。日記には元治元(1864)年6月5月夜に起きた池田屋事件の記述もあり、激動の時代に京の街で起きたことが生き生きと記されている。 

 子孫の家に保管されていた川村恵十郎の日記には、新選組を有名にした「池田屋事件」が、三条小橋近くの池田屋で起きた襲撃事件にとどまらず