歴史に関する講演に耳を傾ける参加者(京都市右京区・右京ふれあい文化会館)

歴史に関する講演に耳を傾ける参加者(京都市右京区・右京ふれあい文化会館)

 京都市右京区の区制90周年を祝う記念式典が27日、同区の右京ふれあい文化会館であった。区民ら約180人が平安時代の京都に関する講演などを聞き、長く紡がれてきた街の歴史と未来へ思いを巡らせた。

 右京区は1931年4月に嵯峨町と花園村、西院村など1町9村が京都市に編入して誕生した。講演では、市歴史資料館の井上満郎館長が、現在の町並みの基になった平安時代の京都について解説。現在の同区内に渡来人の秦氏が多くいたことを示す資料を紹介し、「新たな文化や文明を受け入れる土壌があった」と話した。

 同区ゆかりの著名人からのビデオメッセージも披露され、メキシコ五輪サッカー銅メダルの釜本邦茂さんが「至る所で遊び、今なお懐かしいまち」と振り返った。プロ野球元阪神の桧山進次郎さんは「小さなころから野球していて、実家の近くにあった西京極総合運動公園を走っていた。そんな恵まれた環境に感謝したい」と語った。区内で撮影された映画「嵐電」の鈴木卓爾監督もメッセージを寄せた。

 式典は、住民でつくる実行委員会と区役所が主催した。