上体を大きく揺らして念仏を唱える僧侶ら(28日午前10時56分、京都市下京区・東本願寺)

上体を大きく揺らして念仏を唱える僧侶ら(28日午前10時56分、京都市下京区・東本願寺)

 京都市下京区の東本願寺(真宗大谷派本山)で宗祖親鸞をしのぶ「報恩講」最終日の28日、僧侶が体を激しく揺り動かしながら念仏などを唱える「坂東曲(ばんどうぶし)」が行われた。宗祖像を安置する御影堂に、念仏や和讃(わさん)の声が響いた。

 親鸞が流罪で東国へ向かった際に船上で念仏を唱えた姿を再現しているとされ、現在は東本願寺だけに伝わる。

 御影堂に出仕したマスク姿の僧侶は「高僧和讃」を読み上げた後、正座したまま上半身を前後左右に揺らしながら「南無阿弥陀仏」と独特の節回しで繰り返し唱えた。

 昨年は新型コロナウイルス感染防止のため透明なついたてで出仕僧侶の着座場所を仕切ったが、今年は、参拝者席との間だけを仕切った。