起震車で揺れを体験する子どもら(京都府南丹市日吉町)

起震車で揺れを体験する子どもら(京都府南丹市日吉町)

 京都府南丹市日吉町の世木地域振興会が28日、地域防災について考える催しを殿田小(同町殿田)などで開いた。来場者は起震車で震度5程度の揺れを体験したり、過去の被害を学んだりして、備えの大切さに思いをはせた。

 同振興会が住民に行った意識調査で、災害への不安が強いことがわかったことから、「世木のみんなで防災を考える日」と題して初めて企画した。

 同小横のグラウンドに起震車を用意。参加者は机の下で身を守りながら、震度5~7の揺れを味わった。体育館には、過去の被災状況を書いた付箋を地図に貼るコーナーを設置。住民は浸水や土砂崩れといった事例を思い出しながら、身の回りの危険箇所への認識を新たにした。

 降雪時などでも楽に引っ張れる補助装置を付けた車いすの試乗体験も関心を集めた。

 起震車に乗った地元のパート女性(46)は「かなりの揺れだった。地震への準備を考えたい」と話した。同振興会の吉田辰男会長(69)は「関心を高め、命と暮らしを守りたい」と強調した。