接続道路の拡幅費用などを捻出するため、滋賀県道路公社が通行料の徴収期間を5年延長する方針を決めた琵琶湖大橋(大津市側から撮影)

接続道路の拡幅費用などを捻出するため、滋賀県道路公社が通行料の徴収期間を5年延長する方針を決めた琵琶湖大橋(大津市側から撮影)

【地図】琵琶湖大橋の場所

【地図】琵琶湖大橋の場所

 滋賀県の大津、守山両市を結ぶ琵琶湖大橋を管理する県道路公社は、2029年までとしていた橋の通行料徴収を5年延長し、34年までとする方針を決めた。接続道路の拡幅などに必要な経費が当初見込みより60億円増えたためとしている。

 徴収期間の延長には公社の事業変更に対する県の同意が必要で、県は11月29日開会の県議会11月定例会議に関連議案を提案した。

 有料道路制度は、金融機関などからの借金で道路を整備し、通行料で返済していく仕組み。1964年に開通した琵琶湖大橋の現在の通行料は150円(普通車)で、公社には年間約14億円の通行料収入がある。

 公社は渋滞緩和や安全性向上を目指し、2015年に橋や接続道路の改良工事に着手した。29年春の完了に向け、接続道路の4車線化と橋脚基礎部分の耐震化を進めている。

 一連の工事費を84億円と見積もり、その徴収が完了する29年8月4日で橋を無料開放する予定だった。だが、昨年に必要経費を再積算した結果、60億円増の144億円が必要と分かり、増額分を賄うため34年10月22日まで料金徴収を続けることを決めたという。

 公社の担当者は「当初の事業費は大まかな積算で、詳細を詰め切れていなかった。利用者には負担を掛けるが、予定通りに工事を完了させ、利便性や安全性の向上に努めたい」としている。