絵本作家で画家の、いせひでこさん(72)が、東日本大震災後に東京の古い木造家の庭に現れた、たぬき一家の観察記をもとに描いた絵本「たぬき」が出版された。ユーモラスな行動や成長、旅立ちなどを描き、生きる営み、家族の深い愛情と信頼の形を、やわらかい水彩画で伝えている。

 物語は全て実話だという。震災から約1カ月後の2011年4月、寝室の床下でゴトゴトという音が聞こえ、