法要の後、事故から7年が経過した心情を話す遺族の(左から)横山さん、小谷さん、中江美則さん、中江龍生さん=23日午前8時41分、亀岡市篠町

法要の後、事故から7年が経過した心情を話す遺族の(左から)横山さん、小谷さん、中江美則さん、中江龍生さん=23日午前8時41分、亀岡市篠町

 京都府亀岡市で集団登校中の児童らの列に車が突っ込み、10人が死傷した事故は23日、発生から7年を迎えた。同市篠町の現場の通学路では発生時刻に遺族が法要を営み、時が経過してもなお募る悲しみを胸に手を合わせた。

 午前8時前、遺族は現場に設けた献花台に花束を供え、笑顔の遺影に静かに祈りをささげた。亡くなった横山奈緒さん=当時(8)=の父博史さん(44)は「下の子が今年、奈緒が事故にあった時と同じ小学3年になり、時の流れを感じた。それでも娘の時間は止まったまま」と複雑な心情を話した。

 事故は2012年4月23日に発生し、横山さんと、小谷真緒さん=当時(7)、登校に付き添っていた妊婦の松村幸姫さん=当時(26)=が亡くなった。無免許で居眠り運転していた元少年=当時(18)=は懲役5~9年の不定期刑が確定した。

 事故後、遺族らの活動などで無免許や飲酒運転が厳罰化されたが、暴走やあおり運転による事故は後を絶たない。小谷真緒さんの父真樹さん(36)は「ドライバーの気持ち一つで救えた命が多くあったはず。7年前を思い出してもらい、一人一人が責任を持ってほしい」と語った。