原さんが遮光して育てたピンク色のアスパラガス(彦根市薩摩町)

原さんが遮光して育てたピンク色のアスパラガス(彦根市薩摩町)

 滋賀県彦根市内で特産のアスパラガスの出荷が最盛期を迎えている。遮光して栽培したピンクや白の珍しい色合いが評判を呼んでおり、農家が収穫に追われている。

 稲枝アスパラ生産組合の4戸が約30年前から育成し、昨年は畑45アールから3・3トンを出荷。殺虫剤などの農薬を使わず、自然に近い環境で育てるため、生で食べても甘い味に仕上がるという。

 近年は遮光シートをかぶせて栽培し、緑素を抜いた鮮やかなピンクや白色に育てることに成功。既存の緑や紫を含む4色を生産し、他産地との差別化を図っている。

 農家らは30センチほどに伸びたアスパラガスを鎌で次々に切り取って収穫し、出来栄えを確かめた。福原勉組合長(59)は「今年も糖度が高く、おいしく食べられる」と話した。価格は100グラム200~300円。彦根市や愛荘町のJA直売所で5月半ばまで販売している。(葦原裕)