開幕した顔見世。「晒三番叟」で晒しを振る中村壱太郎さん(中央)=2日午前10時49分、京都市東山区・南座 

開幕した顔見世。「晒三番叟」で晒しを振る中村壱太郎さん(中央)=2日午前10時49分、京都市東山区・南座 

 京都・南座(京都市東山区)の「顔見世興行」が2日開幕した。今年は、昨年11月に88歳で亡くなった京都市出身の人間国宝、坂田藤十郎さんの追善演目が1部(午前10時半開演)に二つ並び、上方歌舞伎の象徴だった名優をしのぶ舞台が繰り広げられる。

 藤十郎さんの孫・中村壱太郎(かずたろう)さん(31)と中村虎之介さん(23)ら花形による「晒三番叟(さらしさんばそう)」で幕開け。壱太郎さん扮(ふん)する如月姫(きさらぎひめ)が、白い晒(さら)しを手に持って華やかに振る「布晒し」を長唄の演奏に合わせて披露すると、拍手がわき起こった。

 続いて藤十郎さんの代表作「曽根崎心中」を長男・中村鴈治郎さん(62)の徳兵衛、次男・中村扇雀さん(60)のお初で上演した。

 ロビーには藤十郎さんの写真パネルが並び、ファンが名舞台を懐かしんだ。

 23日まで。2部(午後2時半開演)は片岡仁左衛門さん(77)や中村芝翫さん(56)、3部(6時開演)は11月28日に亡くなった中村吉右衛門さんのおい・松本幸四郎さん(48)、片岡愛之助さん(49)らが出演する。