かやぶき民家の並ぶ集落に架かった一斉放水のアーチに見入る人たち(2日午後、南丹市美山町北)

かやぶき民家の並ぶ集落に架かった一斉放水のアーチに見入る人たち(2日午後、南丹市美山町北)

 国の重要伝統的建造物群保存地区である京都府南丹市美山町北の「かやぶきの里」で2日、防火用放水銃を点検する一斉放水があった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため事前告知はされず、見物客が少ない中、白い水のアーチがかやぶき民家が立ち並ぶ集落を彩った。

 放水銃は阪神淡路大震災をきっかけに設置が始まり、2000年に美山民俗資料館が全焼したのを機に、整備が進められた。一斉放水は南丹市教育委員会と北村かやぶきの里保存会が5月と12月の年2回行っている。

 晴れ渡る冬空の下、サイレンが鳴ると7分間にわたって放水があり、観光客が写真を撮影していた。

 仲間と訪れた京都市右京区の男性(75)は「見られたのは運がよかった。何回見ても迫力がある」と話していた。