晴れ着姿で顔見世の観劇に訪れた芸舞妓(3日午前10時27分、京都市東山区・南座)

晴れ着姿で顔見世の観劇に訪れた芸舞妓(3日午前10時27分、京都市東山区・南座)

 師走の南座(京都市東山区)で京都五花街の芸舞妓たちが顔見世を観劇する「花街総見」が3日、始まった。晴れ着姿で訪れた宮川町の芸舞妓が席に着くと、劇場内は華やいだ雰囲気に包まれた。

 新型コロナウイルスの影響で昨年は「からげ」と呼ばれる普段の着物姿での観劇だったが、今年は2年ぶりに白塗りの化粧や豪華な着物で装い、舞妓は「まねき」を模したかんざしを挿して桟敷席に着座。京都市出身の人間国宝で、昨秋亡くなった坂田藤十郎さんをしのぶ演目などの所作や演技に見入った。

 花街総見は、歌舞伎界とゆかりが深い京都五花街の恒例行事。芸舞妓が、舞踊や三味線などの芸事を学ぶ機会としている。10日までに祇園甲部、先斗町、祇園東、上七軒の順に観劇する。