京福電鉄の電車とタクシーが衝突した事故現場(2018年7月17日、京都市北区北野下白梅町)

京福電鉄の電車とタクシーが衝突した事故現場(2018年7月17日、京都市北区北野下白梅町)

 京都市北区の京福電鉄北野線の踏切で昨年7月、遮断機が下りずに電車とタクシーが衝突した事故で、京都地検は23日までに、業務上過失傷害罪で、京福電鉄(中京区)の運輸課長(54)=山科区=を在宅起訴した。

 起訴状によると、昨年7月17日、緊急時の対応訓練中、事故が起きた踏切付近に人員を配置するなどの安全対策を講じず、電車とタクシーの衝突事故を発生させ、タクシーの男性運転手(74)に腰の骨を折る重傷を負わせたとしている。

 事故を巡っては昨年10月、京都府警が運輸課長や運転士(49)ら社員4人を同容疑で書類送検し、踏切で一時停止をしなかったタクシー運転手も過失往来危険の疑いで書類送検していた。

 京都区検は、運転士を略式起訴し、京都簡裁が罰金50万円の略式命令を出した。ほかの社員2人とタクシー運転手は、京都地検がいずれも不起訴処分(起訴猶予)とした。