地下鉄の再開を待つ利用客ら(11月22日午後、京都市中京区・京都市役所前駅改札口)

地下鉄の再開を待つ利用客ら(11月22日午後、京都市中京区・京都市役所前駅改札口)

紅葉の時期に大勢の人でにぎわう天龍寺(11月20日午前、京都市右京区)

紅葉の時期に大勢の人でにぎわう天龍寺(11月20日午前、京都市右京区)

 京都市営地下鉄東西線が11月22日、御陵駅(山科区)の信号機などを制御する装置の故障で約1時間、全線運休した問題で、市交通局は12月3日、市議会産業交通水道委員会で謝罪した。再開に時間がかかった理由として、予備の装置への切り替わりが自動で行われず、手動で行う必要があったためだったと説明した。

 市交通局によると、故障は11月22日午後0時20分ごろに判明し、東西線では計38本が運休、最大約1時間20分の遅れが発生し、約2万人に影響した。装置の通信が不調になり、信号機や線路のポイントが制御できなくなったという。

 予備の装置にも自動で切り替わらず、伏見区に常駐する専門職員らが手動で切り替える必要が生じたが、紅葉シーズンで道が混雑し山科区までの移動に時間がかかったという。

 故障の原因は現在、製造会社が調査しているという。同様の装置は東西線に計8カ所あり、2020~26年度で更新を進めている。

 委員会では「安心安全の運行が基本で、(今回のようなことは)あってはならない」「遅れをもっと短縮できなかったのか」など議員から指摘が相次いだ。交通局の担当者は「今は部品を取り換えて問題なく動作しているが、更新時も今回の教訓は生かしたい」と述べた。