国に大戸川ダム(大津市)の早期整備を求める方針を表明した滋賀県の三日月大造知事は23日の定例会見で、国土交通省近畿地方整備局長に対して早期整備を要望したことを明らかにした。

 三日月知事は黒川純一良局長と22日に県庁で面会。国が本体工事を凍結している大戸川ダムの整備が必要とする県の考えを伝えたという。

 黒川局長は、三日月知事が地元関係者との意見交換や勉強会を行った上で判断したことに理解を示し、「重く受け止めている。今後の河川整備は流域の意見を聞いて検討したい」と応じたという。

 県流域政策局によると、県は大戸川下流の京都府、大阪府などに対し、早期整備を求める県の政策転換について説明したい意向を伝え、日程などの返答を待っている状態だという。

 会見で三日月知事は、政策転換表明後の1週間で、丁寧な説明を求めたり、ダム以外の河川改修の促進を求めたりする意見が寄せられていると説明。「それらを整理しながら議会でも意見を聞き、進めるべきを進めていきたい」と述べた。