広沢池から揚げられるコイ(4日午前9時54分、京都市右京区)

広沢池から揚げられるコイ(4日午前9時54分、京都市右京区)

 京都の師走の風物詩「鯉揚げ」が4日、京都市右京区の広沢池で始まった。養殖業者が、ピチピチと跳ねる生きの良いコイを次々と舟に引き揚げた。

 市内の養殖業者が4月に稚魚約1200匹を放流。毎日の餌やりを欠かさず、食べ頃となる体長約40センチ、重さ1~1・5キロまで育てた。

 初日は午前9時から漁師8人が水位を下げた池の隅に、丸々と肥えたコイを追い込み、網ですくって勢いよく舟に移した。

 今年は稚魚が鳥に食べられる被害が相次ぎ、収穫量は減るとみられるが、養殖業の平岡義久さん(47)=下京区=は「短期間で一気に成長させるので、身が柔らかく脂が乗ったコイになる。煮付けや洗いなどで食べてほしい」と話す。

 鯉揚げは年内いっぱい続く。コイは池の前でモロコやエビなどとともに販売する。