スゲタで液体をすくい、ならしていく児童(中央)=宮津市国分・旧永島家住宅

スゲタで液体をすくい、ならしていく児童(中央)=宮津市国分・旧永島家住宅

 京都府宮津市畑地区で長年受け継がれている手すき和紙づくりの体験授業が、同市国分の旧永島家住宅であり、地元の府中小6年生12人が挑戦した。完成した和紙は卒業証書や両親への感謝の手紙として使われる。

 地元の伝統技術を知ってもらおうと「紙すき同好会」の協力を得て毎年企画している。

 児童は3人一班で同好会会員の手ほどきを受けた。和紙の原料となる植物コウゾを木の棒でたたき、ペースト状にしたものを「スキブネ」と呼ばれる木桶(おけ)の中に入れ、水と粘液に混ぜ合わせ「スゲタ」という木枠ですくい上げて和紙を形作っていった。

 女児(12)は「思ったよりも重くて大変だったけど、こつが分かると面白かった。思い出に残る卒業式になると思う」と笑顔を見せていた。