王将フードサービスが制作したデュエットソング「二人の餃子」のプロモーションビデオの1場面

王将フードサービスが制作したデュエットソング「二人の餃子」のプロモーションビデオの1場面

 5月1日の「令和」への改元を間近に控え、「平成」商戦が活況を呈している。京都市内のホテルや百貨店が、平成の流行や雰囲気を盛り込んだ企画で楽しみながら過ぎゆく時代を振り返ってもらおうと工夫を凝らしている。

 「イタメシ」「ティラミス」「パンナコッタ」。平成の時代は数々の食の流行が生まれた。グランドプリンスホテル京都(左京区)は、27日から5月5日まで、ビュッフェ形式のディナーで平成の味を提供する。アクアパッツァなどの「イタメシ」、グリーンカレーのような「エスニック」に加え、ティラミス、パンケーキなど家族で楽しめる多彩なメニューを用意した。

 リーガロイヤルホテル京都(下京区)もイタリアンを中心に、平成を彩ったメニューが並ぶビュッフェを26日まで開催。アイスにコーヒーをかけたデザート「アフォガート」をモチーフに、イイダコとポテトの上にトマトソースをかけるなど一工夫加える。同ホテルは「振り返るだけではなく、次の時代につなぐアレンジを楽しんでほしい」と話す。

 大丸京都店(同)は平成に流行したパンナコッタやティラミス、マカロンなどのスイーツを載せたパフェ「平成のスター」(540円)を提供している。館内では1日3回ほど平成のヒット曲を放送しており、買い物客が懐かしんでいる。

 京都高島屋(同)では、熟成焼酎「HEISEI ROCK 平成録」(720ミリリットル・1万800円)を24日から販売。平成元年から熟成させた30年ものの原酒を基にし、スモーキーな香りと飲み口が特徴という。

 「餃子の王将」を展開する王将フードサービスは改元を機に、創業から52年で駆け抜けた昭和、平成に感謝し、バブル期をほうふつとさせるデュエットソング「二人の餃子」を制作。自社ホームページや動画投稿サイトのユーチューブ、カラオケで配信している。

 レシピ編とカラオケ編があり、肩パッド入りのスーツを来た男女が、餃子の焼き方などを歌い上げる。ロケは「ネオンが昭和っぽい」という高槻市役所前店(大阪府高槻市)で行った。同社は「昭和歌謡のムードをどこまで出せるかという点と餃子の焼き色にこだわった。よき時代を思い出しながら歌ってほしい」と話す。