つまようじを組み合わせて城や寺の模型を作る佐藤さん。「黙々と作業すると夢中になる」という=竜王町綾戸・町図書館

つまようじを組み合わせて城や寺の模型を作る佐藤さん。「黙々と作業すると夢中になる」という=竜王町綾戸・町図書館

つまようじの先端をかやに見立てて作った合掌造りの家と水車小屋

つまようじの先端をかやに見立てて作った合掌造りの家と水車小屋

 つまようじで組み立てた建築物のミニチュア模型を集めた展示会が、滋賀県竜王町綾戸の町立図書館で開かれている。彦根城や法隆寺金堂などが細部まで忠実に再現されており、訪れた人を驚かせている。

 滋賀県近江八幡市日吉野町の佐藤成宣さん(74)が、機械設計の仕事を定年退職後に趣味で始めた。使い捨てられるようじに目が止まり、2010年に自宅の模型を制作。それ以来、全国の城や寺の設計図を集めては、50分の1のスケールで再現している。

 今回はこれまでに作った全9点を公開した。ようじ約1万5千本を使った松江城は縦85センチ、横70センチ、高さ68センチの大作で、5階建ての天守を2年がかりで完成させた。このほか、独特の曲線を帯びた屋根や柱に苦労したという法隆寺金堂や、ようじの先端をかやに見立てた合掌造りなども紹介。ようじの切り方や接着は全て独学で、随所に細かな工夫を凝らしている。

 佐藤さんは「根っからのものづくり好きが高じて夢中になった。ぜひ間近で見てほしい」と話している。25日まで。月、火曜休館。