【資料写真】京都アニメーション第1スタジオ跡地(2021年7月18日、京都市伏見区)

【資料写真】京都アニメーション第1スタジオ跡地(2021年7月18日、京都市伏見区)

 2019年7月に36人が犠牲になった京都アニメーション放火殺人事件で、現場となった第1スタジオの跡地(京都市伏見区)に慰霊碑を建てるかどうか検討するため、京アニが遺族との協議を始めたことが7日、同社の代理人弁護士への取材で分かった。

 代理人弁護士によると、複数の遺族がスタジオ跡地に慰霊碑の建設を要望しており、今月4日に宇治市内で初めての意見交換会を開いた。弁護士は「会社として定まった計画や意向はないが、継続的に意見交換を行う」としている。

 関係者によると、会には遺族ら約30人が出席し、慰霊碑について賛同する人がいた一方で、慎重な意見も出たという。

 事件で全焼した第1スタジオは昨年4月に解体が終了し、現在は更地となっている。地元町内会は19年、事件後に不特定多数の人が訪れる状況が続いたとして、慰霊碑を建てたり、公園にしたりしないよう京アニに要望している。