豊田市議

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会見で政務活動費について説明する豊田恵美京都市議(9日午後1時39分、京都市中京区・京都市役所)

会見で政務活動費について説明する豊田恵美京都市議(9日午後1時39分、京都市中京区・京都市役所)

 京都市議会の豊田恵美議員(自民党)が2020年度、事務所職員だった夫の稼働実態がないにも関わらず、給与を政務活動費に計上していた可能性がある問題で、豊田議員が9日、京都市役所で記者会見した。豊田議員は「夫は仕事をしている実態があった」とし、疑惑を否定した。

 弁護士同席で会見に臨んだ豊田議員は、冒頭で「まず、みなさまにおわび申し上げます。これまで十分に記者の皆様に対応できず、心からおわびします」とし、記者対応ができなかったことを謝罪した。

 一連の報道について、「夫は、地域の相談などさまざまな業務に携わっており、労働に対する賃金を支給している」と強調。2020年度も夫婦で地域活動やミニ集会に参加しているとした。横断歩道の舗装が薄くなっているという地元からの相談などに、夫婦で現地視察したこともあったという。

 休業損害証明書が保険会社に提出されていたことについては、「2020年3月23日、私の街宣車を夫が運転していた際、後続車から追突された。その後も夫は普通に生活しており、事務所でも仕事を継続していた」と労働実態があったと強調し、「夫から保険処理に使うかもということで休業損害証明書への記入を求められたが、書くことはできないと断った。しかし、高圧的に要求されて書いてしまった」と話し、「その点は心から反省している」と述べた。

 休業損害証明書が保険会社に提出されているのを知ったのは報道が初めてで、「知らなかった」とした。また、休業損害の保険金については、保険会社から支払われていないとし、今後、休業損害証明書の失効手続きを進めるとした。

 京都府議や京都市議を務めた夫によると、夫は2020年3月に事故で首を痛めて休業した。保険会社に提出した休業損害証明書には休業期間は2020年3月24日から同11月4日と記されている。

 一方、豊田議員の2020年度の収支報告書では、2020年4月~10月分の給与として計約56万円支払ったと記載されており、夫名義の口座にも同額が振り込まれていたという。夫によると、口座は豊田議員が管理していたという。ただ、豊田議員は会見で「二人で管理していた」と述べた。

 豊田市議は、今後も市議として活動を続けるという。