開設から3年間の利用者がゼロだった矢橋帰帆島公園のゲートボール場(草津市矢橋町)

開設から3年間の利用者がゼロだった矢橋帰帆島公園のゲートボール場(草津市矢橋町)

 滋賀県が設置する矢橋帰帆島公園(草津市)内のゲートボール場が2018年10月の開設以降、一度も利用されていないことが9日、分かった。利用料の高さやPR不足が理由といい、県などは来春からさまざまな活用方法を検討して利用促進を目指す。

 同公園は、下水処理施設の人工島・矢橋帰帆島内に1983年にオープン。遊具のある子ども広場やテニスコート、キャンプ場などを備え、20年度は38万7千人が利用した。

 園内には、年に2万人以上が利用する屋根付きゲートボール場があったが、下水処理槽新設のため14年秋に撤去。その後、利用者や住民からの要望を受け、県は18年に2600万円をかけて処理槽施設の屋上に4面計7500平方メートルの新たなゲートボール場を完成させた。屋根については「多額の追加経費が必要で予算が割けず検討もしなかった」(県下水道課)という。

 新ゲートボール場は開設から3年が経過したが、この間の利用者はゼロ。県によると、屋根付きの施設を好む常連利用者が離れてしまったことや、利用料金が屋根付きの時と同額で割高感があることが要因とみられるという。

 同公園の指定管理者「ひかりグループ」(草津市)の担当者は「これまではゲートボール以外の利用のPRができていなかった」とし、今月から利用料を半額にしたほか、県内の競技団体や大学などへ利用呼び掛けを強化している。さらに来春からは、若者らの利用を見込んで一部にプラスチック製のタイルを敷いてスケートボード場としても活用することなどを検討している。

 県監査委員が11月末に公表した昨年度事業対象の財務監査でも、ゲートボール場の利用促進を指摘されている。県下水道課は「指定管理者と連携してPRを強化したい」とする。