大津市役所(大津市)

大津市役所(大津市)

 大津市は25日、認知症の高齢者のグループホーム「シルバーの森夕照苑」(同市富士見台、定員18人)で利用者への虐待行為があり、改善が見られないとして、運営する法人に対し新規入所者の受け入れを1年間停止するなどの行政処分を行ったと発表した。

 大津市が介護事業所の虐待事案で行政処分を行うのは初めて。同日付で改善勧告も行った。

 処分を受けたのはNPO法人シルバーの森夕照苑。5月1日から新規受け入れを停止するほか、介護報酬の請求上限を3カ月間、7割に制限する。

 市によると、2017年9月と12月、同ホームでの虐待疑いに関する通報があった。調査の結果、前管理者の男性が女性利用者に対して行った発言などを性的虐待と認定、18年3月に同法人に改善報告書を提出させた。しかし同年8月ごろに再び通報があり、市は提供された音声記録から、前管理者が高圧的な言葉で利用者の行動を制限していることなどを確認、心理的虐待と認定した。前管理者は同年10月末に退職している。

 法人側は事実関係を認め、改善に努めるとしているという。