京都地裁(京都市)

京都地裁(京都市)

 京都府宮津市の商業施設「宮津シーサイドマートミップル」出店者団体の資金を着服したとして、業務上横領の罪に問われた元宮津市議安達稔被告(73)の論告求刑公判が25日、京都地裁(片多康裁判官)で開かれた。検察側は「悪質性が高い」として懲役3年を求刑、弁護側は無罪を主張し、結審した。判決は6月6日。

 起訴状によると、施設の加盟店でつくる出店者団体の会長兼会計担当だった2012年3月~17年4月、会長名義の預金口座から計657万円を、自己消費や旅行代金に充てるため、社長を務めるすし店の法人名義の預金口座などに入金した、としている。

 検察側は論告で「市議としての信頼で出店者団体の会長や会計担当となった」とし、「会費をほしいままに使っており、強い非難に当たる」と述べた。

 一方、弁護側は、引き出した金額の一部は被告のすし店の売り上げが含まれているなどとして、「会長には広範な裁量があり、横領にはあたらない」と訴えた。