コーヒーかすを活用した菌床が入った容器を持つ生徒たち                       (京都市西京区・桂高)

コーヒーかすを活用した菌床が入った容器を持つ生徒たち                       (京都市西京区・桂高)

 京都市西京区の桂高の生徒たちが取り組んでいる、コーヒーかすをキノコ栽培と堆肥製造に活用する研究が、本年度の気候変動アクション環境大臣表彰(環境省主催)の「気候変動アクションユース・アワード」を受賞した。生徒たちは「先輩から引き継いできた活動が客観的に有益だと評価されてうれしい」と喜んでいる。

 生徒は農業系専門学科の植物クリエイト科と園芸ビジネス科の2、3年生10人。課題研究授業の「循環型農業を目指す研究班」で、2018年度の同班から継承されてきた研究を続けてきた。

 コーヒーを抽出した後の豆かすに米ぬかを混ぜて菌床とし、ヒラタケとエノキタケを栽培した後、菌床も発酵させて堆肥にするという活動。コーヒー消費量が全国1位という京都市の文化に着目して始まり、キノコの収量が増える米ぬかの割合や堆肥としての効用などを調べてきた。

 コーヒーかすは小川珈琲(右京区)から提供を受け、キノコ栽培や堆肥化は近畿大農学部が協力した。キノコは両種類とも栽培でき、堆肥もトウモロコシの生育が良くなる結果が得られ、今後は量産や実用化に向けて研究を深めるという。

 気候変動アクションユース・アワードは、未来の気候変動対策を担う大学生以下の活動が対象で、他に2団体が受賞した。

 リーダーの3年生(18)は「コーヒーは国内外どこでも飲まれており、世界の循環型農業につながれば。また京都のコーヒーかすでできたキノコとしてブランド化し、商品化できれば面白い」と話した。