地域住民と造ったビオトープに水を入れる児童たち(大津市・比叡平小)

地域住民と造ったビオトープに水を入れる児童たち(大津市・比叡平小)

 大津市比叡平1丁目の比叡平小で25日、古くなって水漏れしていたビオトープ(観察池)がよみがえった。モリアオガエルが暮らせる水辺を復活させようと、児童と住民が協力して造り直し、1カ月後に始まる産卵シーズンを心待ちにしている。

 校庭の一角にあるビオトープ(長さ5メートル、幅3メートル)は28年前に児童の卒業記念として造られた。毎年、モリアオガエルが池の上に伸びた枝葉に白い卵塊を産み付けに来るが、ここ10年ほどはオタマジャクシからカエルになる夏場を待たずに水が枯れていた。

 ビオトープの再生は、モリアオガエルに詳しい元京都大教授で校区に住む久保田洋さんが地域の豊かな自然に親しむ場にと発案した。事前に住民らが重機で水底を掘り起こし、池を成形した。

 この日は児童14人がスコップなどを使い、久保田さんに教わりながら木の根や石を丁寧に取り除いた後、防水シートとマットを敷き詰めた。ホースで水を入れ、漏れがないか確かめた。

 5年奥村玄君(10)は「モリアオガエルがちゃんと育ってくれるか楽しみ。トンボやメダカも観察したい」と話した。今後、久保田さんを講師に迎え観察授業を開く。