京都市バスには、外国人も含め、多くの観光客が乗車する。混雑緩和で「前乗り後降り」方式も導入されている(京都市東山区)

京都市バスには、外国人も含め、多くの観光客が乗車する。混雑緩和で「前乗り後降り」方式も導入されている(京都市東山区)

 訪日観光客の急増で京都市バスが混雑している問題を受け、市交通局は住民と観光客の乗り場を分離する試行実験を27日から始める。金閣寺(北区)周辺に観光路線専用の臨時停留所を設け、効果を検証する。

 金閣寺道停留所(南行き)は、二条城や銀閣寺などを経由する観光路線と、主に住民が利用する生活路線が混在している。京都駅などに向かう観光客が生活路線も使うため、住民から「バスに乗れない」との声が出ている。

 実験では、同停留所の発着を生活路線の204、205、特M1号だけにして、約80メートル北側に観光路線の101、102、111号の臨時停留所を設けて乗客を観光客と住民に分ける。

 実施日時は大型連休中の27~29日と5月3~5日の各午前9時半~午後5時半。すでに3月下旬に先行実施した。今秋の観光シーズンでも試行を続ける。

 ほかにも市バスの混雑対策として、一部の市バスから市営地下鉄に乗り換えた場合に東山-京都駅と北大路-京都駅の地下鉄運賃を無料にする。さらに金閣寺と永観堂(左京区)周辺の市バス経路を一部変更する。市バスと地下鉄の臨時増発も行う予定で、市交通局は「市バスと地下鉄の快適な環境づくりに努めたい」としている。