イタリアンレストランを開店した志賀さん。卵、小麦、乳製品を使わない料理を提供する(京都市左京区)

イタリアンレストランを開店した志賀さん。卵、小麦、乳製品を使わない料理を提供する(京都市左京区)

 食物アレルギーの原因となる「卵、乳製品、小麦」を使わず調理した料理を提供するイタリアンレストランが、京都市左京区にオープンした。女性オーナーシェフが、食物アレルギーの子を育ててきた経験を元に「アレルギーのある人もない人も一緒に料理を楽しんでほしい」と、メニューに工夫を凝らしている。

 志賀美佐江さん(36)=左京区田中東高原町=が9月末、自宅近くにオープンした「Senza X(センツァ イクス)」。自身も食物アレルギーの子どもを育てる母親。現在中学2年生の長女が生後間もなく卵、小麦、乳製品のアレルギーがあることがわかった。当時はアレルギーに対応した店は少なく、外食の際の店探しに苦労した経験から、レストランの構想を長年あたためていた。
 メニューは、本格イタリアンのコース料理で、パスタには小麦の代わりに「マラネロコーン」と呼ばれる食材を使用。デザートのパンナコッタは、通常使われる牛乳の代わりに豆乳で調理している。予約時に使わないでほしい食材があれば、個別に対応も行っている。
 志賀さんは普段、同区岡崎のイタリアンレストランでソムリエとして働いており、「自分が感動をもらったイタリア料理の魅力を、食物アレルギーを持つ人にも伝えたい」と話す。店は金、土曜の午後6時から予約営業のみで、1日2~3組。予約はセンツァ イクスのホームページから。