【資料写真】大津地裁

【資料写真】大津地裁

 大津市大萱6丁目の丁字路で5月に保育園児の列に車が突っ込み園児ら16人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの罪に問われた被告の無職女(53)の被告人質問が12日、大津地裁(大西直樹裁判長)で開かれた。被害園児の両親ら16人が被害者参加制度を使って参加し、事故に至る経緯や心情を問う。


 弁護側の質問に対し被告は「車は週1~2回運転していた。当日は自宅へ向かう途中だった。自分勝手な運転だった。(前方不注意につながった)考え事の中身は思い出せない。園児を見てかわいいなあと思った。謝罪をしたい」と述べた。
  大津地検は10月、ストーカー規制法違反と脅迫、強要未遂の罪で女を追起訴し、地裁は自動車運転処罰法違反罪との併合審理を決定した。この日は追起訴分の起訴状朗読と冒頭陳述があり、女は「間違いありません」と内容を認めた。
  起訴状によると、5月8日午前10時14分ごろ、女は乗用車を運転中、確認を怠って右折し、対向の軽乗用車と衝突。はずみで軽乗用車を、歩道上で信号待ちをしていた園児ら16人の列に突入させ、いずれも2歳の園児2人を死亡させ、園児と保育士計14人に重軽傷を負わせた。また、保釈中の8~9月、事故後に出会い系サイトで知り合った40代男性をSNSで脅迫した、などとしている。