清流・上林川に沿って里山が広がる京都府綾部市八津合町。夏はホタルが飛び交う山際に養鶏場「蓮ケ峯農場」の鶏舎が並ぶ。経営者の峰地幹介さん(35)が自然光の差し込む広々とした鶏舎に入ると、餌を求めて鶏が動き回った。鶏が腹を満たす間に卵を回収する。

 鶏舎の地面にもみ殻を敷き、飼育数を1平方メートル当たり2~3羽に抑え、微生物がふんを分解できる環境をつくる。鶏は地面をつつき、羽に付いた虫や汚れを砂浴びで落し、止まり木で休む。「密度の低い平飼いで匂いも出ない。ストレスなく鶏らしく生きられる」。

 農場は