笑顔で「あかね号」を走らせる参加者(彦根市・近江鉄道彦根駅)

笑顔で「あかね号」を走らせる参加者(彦根市・近江鉄道彦根駅)

5月6日に現役を引退する700形「あかね号」

5月6日に現役を引退する700形「あかね号」

 5月6日に現役を引退する700形「あかね号」を試運転できる近江鉄道(滋賀県彦根市)の体験会が27日、彦根駅構内で始まった。全国各地の鉄道ファンが別れを惜しみつつ、待望の運転を楽しんだ。

 近江鉄道に愛着をもってもらおうと、同社が2015年から行っている人気イベント。あかね号を運転できる最後の機会とあって、参加費1万円ながら中高年を中心に定員(2日間計50人)の3倍近い応募があった。

 同社本社で電車の構造や動く仕組みについて学んだ後、構内の専用線に止められたクリーム色の2両編成の車両へ。運転席に座ると、運転士の手ほどきを受けて指さし確認し、ブレーキを操作しながら80メートルの区間をゆっくりと走らせた。

 ペダルを踏んで汽笛を鳴らしたり、運転姿をスマートフォンで動画撮影してもらったりする熱心なファンも多く、1人2往復ずつ運転手気分を味わった。

 鉄道写真の愛好家で愛知県犬山市から訪れた山田翔太さん(22)は「美しい流線型でお気に入りのあかね号を自分の手で動かせて、念願がかないました」と笑顔を見せた。28日まで。