幼保無償化の適用を訴える京都朝鮮初級学校幼稚班の保護者たち(京都市中京区・ラボール京都)

幼保無償化の適用を訴える京都朝鮮初級学校幼稚班の保護者たち(京都市中京区・ラボール京都)

 10月から始まった幼児教育・保育の無償化で、対象外となっている朝鮮学校幼稚班への制度適用を求める緊急集会が11日夜、京都市中京区のラボール京都で開かれた。保護者らが「差別に強く反対する」などと語り、国や自治体への要請を続けるとともに、広く社会に訴えていくことを確認した。


 市内に2校ある朝鮮学校幼稚班の保護者らでつくる「幼保無償化を求める京都朝鮮幼稚園保護者連絡会」が主催し、約320人が出席した。
 朝鮮学校を含む「各種学校」の幼稚園について、国は教育の質が制度的に担保されておらず、認可外保育施設にも該当しない、として制度の対象外としている。
 制度を解説した弁護士は、こうした除外の理由について「『全ての子どもが健やかに成長するように支援する』とした法の趣旨や目的に反している。実態をしっかり見るべきだ」と指摘。東京都国立市など独自補助に踏み切った事例も紹介した。
 連絡会代表の女性は、府や京都市に対し、政府への働き掛けや独自の財政措置を求める要望書を提出したことを報告。「子どもの権利や尊厳が踏みにじられている現状を黙って見ていられない。同胞や日本の人とともに、無償化が適用されるまで活動していく」と述べた。
 支援者や教員らも思いを語り、保護者がアピール文を朗読した。連絡会は3千人を目標にメッセージを募り、年明けに国に提出する予定。