生理の社会状況や課題をテーマに開かれた講座(宇治市宇治・男女共同参画支援センター)

生理の社会状況や課題をテーマに開かれた講座(宇治市宇治・男女共同参画支援センター)

 生理を巡る現状や生理用品についての講座「生理フレンドリーな街づくり」が京都府の宇治市男女共同参画支援センター(宇治市宇治)で19日に開かれ、オンラインと会場合わせて男女約40人が参加した。

 市が主催し、住民団体「#みんなの生理」の谷口歩実共同代表が講師を務めた。労働の法整備運動などで「生理」という言葉が登場した経緯のほか、「生理は性的興奮で起こる」といった誤解や生理をタブー視する意識が社会に根強いと指摘した。

 近年の新しい動きとして、女性の健康課題を解決する技術や商品を指す「フェムテック」を紹介。多様な選択が生まれた一方、生理における問題が個人の責任にされる恐れなど課題もあるとした。

 衛生的に生理を迎える環境や教育が得られない「生理の貧困」の現状についても説明した上で、学校を生理で休みにくい現状や、低用量ピル使用への偏見などで機会損失があるとし「生理用品は社会インフラでもある」と強調。「あらゆる現場で生理の視点を持ち、地域で要望することで少しずつ改善していく」と呼び掛けた。

 枚方市から参加した大学生の男性(25)は「交際する女性と暮らす時のために参加した。生理用品と生活費をてんびんにかける状況を知り、衝撃的だった」と話した。