寺にゆかりの掛け軸などを紹介する「清水寺霊宝展」(京都市東山区)

寺にゆかりの掛け軸などを紹介する「清水寺霊宝展」(京都市東山区)

 京都市東山区の清水寺の霊宝展が、境内の経堂(重要文化財)で開かれている。江戸時代中期の1760年以来259年ぶりの一般公開となる「白衣(びゃくえ)観音図」など13点が展観されている。

 日本最古の観音霊場巡礼の「西国三十三所」草創1300年記念事業の一環で、初めて企画した。白衣観音図は、後水尾天皇の第8皇女で修学院に林丘寺を開いた林丘寺宮照山元瑶筆。優美な筆致で描かれた観音像で、天皇代替わりに合わせ、皇室にゆかりの深い作品として展示した。

 同寺本尊の秘仏、十一面千手観音立像を描いた縦約3メートルの「清水型本尊千手観音図」、書物やブドウなど千手観音の持物ばかり40種類を描いた軸など千手観音ゆかりの作品もあり、清水寺に対する信仰の一端を垣間見ることができる。

 また、室町時代後期に描かれた「清水寺参詣曼荼羅(まんだら)」(模本)は高精細デジタル画像に収録されたデータをスクリーンに投影することで細部まで拡大して楽しむことができるという。

 5月6日までで午前9時~午後4時。100円(中学生以下無料)。