【資料写真】京都地検(京都市)

【資料写真】京都地検(京都市)

 京都地検は12日、覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われ、京都地裁で無罪判決を受けた女性被告(37)について、控訴を断念すると発表した。

 10月29日付の判決では、山科署の捜査員が令状なく女性のマンションに立ち入り、本人の両腕などを撮影した行為を違法と認定。女性は、後日行われた強制採尿令状に基づく尿検査で陽性反応が出たが、違法な手続きで得られた鑑定書は「違法収集証拠に当たり、証拠能力は否定されるべきだ」とした。

 京都地検の北佳子次席検事は「判決を覆すのは困難と判断し、控訴しないこととした」とのコメントを出した。女性の弁護人を務めた石側亮太弁護士は「違法性が明白かつ重大なので当然の判断」と話した。