長時間熱してつくられた上宮津産の黒ニンニク(宮津市喜多)

長時間熱してつくられた上宮津産の黒ニンニク(宮津市喜多)

 京都丹後鉄道の喜多駅前(京都府宮津市喜多)の休耕田を活用し、農作物を育てている地元の住民団体「喜多駅プロジェクト」が、今年初めてニンニクを収穫し、1割を加工して黒ニンニクを手掛けた。調理せずに食べられ「元気が出る」と好評だ。

 同プロジェクトは、2020年9月から約10アールの畑に青森産のニンニク「ホワイト六片」の種を植え、育ててきた。

 栽培で使わなかったかけらを利用し、炊飯器の中に入れて約60~80度で保温し、2週間ほど熱して黒ニンニクを試作した。完成したものをメンバーの知人の農家にお裾分けしたところ「食べやすい」「作業をした次の日も疲れが残りにくい」と評判で、製品化を計画した。

 21年6月には約720キロを収穫し、約1割を黒ニンニクにした。とろとろとした食感で甘みが強く、においが控えめ。1袋70~80グラム500円で、道の駅「海の京都宮津」(同市浜町)と「丹後やさい館 きちゃりーな」(京丹後市峰山町)で販売を開始したところ、10月ごろから品切れになる日も出てきたという。

 プロジェクト代表の関野掲司さん(67)は「スライスのチップや蜂蜜漬けなど、いろいろな加工品にも挑戦したい」と語った。