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 女性を外見で評価するミスコンに対する批判は、フェミニズム運動とともに1970年代から続いてきた。実際、3サイズの公表や水着審査など、露骨に女性を性的モノ化するようなミスコンの制度は見直されてきている。

 ただ、大学という準公的な場で、外見の美しさといった「女らしさ」を押しつけているという課題は解決できていなかった。男性対象のミスターコンテストも併催されてきたが、その男女二元論的な在り方が、多様な性の在り方を排除するものになっていた。

 外見ではない新たな評価基準を設ける学生たちの試みは、男/女らしさに対するアンチテーゼとして重要だ。背景には近年、ジェンダーに対する理解が若い世代を中心に広がっていることがあるだろう。今後も募集要項から性別規定を廃止したり、大学名を冠したミス/ミスターコンという名称を変えたりするなど、さらなる見直しが必要だ。