越直美氏

越直美氏

 大津市の越直美市長(44)が、来年1月12日告示の市長選(同19日投開票)に立候補せず、今期限りで退く意向を固めたことが12日、2016年の前回選で越氏を支援した複数の関係者への取材で分かった。近く記者会見を開いて正式表明する見通し。

 関係者の一人は「本人は(市議会に12日提案した)コミュニティセンター移行条例が通ったら切りをつけると以前から言っていた。『やり切った』という思いなのだろう」と話した。越氏はこれまでの取材で、「年内には(態度を)決めたい」と話していた。

 越氏は大津市出身で米ハーバード大ロースクール修了。日米で弁護士活動をした後、12年の市長選で当時の民主党や社民党、連合滋賀などの推薦を受けて36歳で初当選し、全国で史上最年少の女性市長となった。現在2期目。

 就任後は、市内の中2男子いじめ自殺を踏まえたいじめ対策強化をはじめ、子育て支援、大津市民病院の法人化や市営ガス事業の民営化などの行財政改革に力を注いだ。
市長選にはこれまでに、自民党県議の佐藤健司氏(46)、会社員の田中修氏(55)の2新人がそれぞれ無所属で立候補を表明している。

 越氏の後継を巡っては、越市政を支えてきた旧民主系の市議会会派「市民ネット21」を中心に今後、候補者選びが加速しそうだ。