佐藤さんがアイデアを出した、織機の音をイメージした帯

佐藤さんがアイデアを出した、織機の音をイメージした帯

演奏に合わせ、自らがアイデアを出した帯を締めて歌う佐藤さん(京都市上京区)

演奏に合わせ、自らがアイデアを出した帯を締めて歌う佐藤さん(京都市上京区)

 東京パラリンピックの開会式で国歌を歌った全盲のシンガー・ソングライター佐藤ひらりさん(20)=東京都=が、西陣織の業者と共同で商品化した帯を着けて京都市内で歌声を披露した。

 佐藤さんは、京都市の西陣活性化事業の一環で、自ら考えた帯のアイデアを織物業者「秦流舎」(上京区)に提供。織機の音を心臓の鼓動に例え、動脈と静脈をイメージした模様を織り込んだ帯が出来上がった。

 2022年12月に上京区であった京都紫明ライオンズクラブの例会に招かれた佐藤さんは、デニムの着物に帯を合わせ、デザインのもとになったオリジナル曲「鼓動」など5曲を歌い上げた。知的障害のある人の通所施設「西陣工房」(北区)のメンバー9人のウクレレに合わせた歌も披露した。

 佐藤さんは「手触りがよく、目の見えない人にも気に入ってもらえる帯に仕上がった。締め心地がよく、歌いやすい」と話していた。