おでかけが冒険だった時代に

「たろうのおでかけ」 1963年

 1970、80年代のビジュアル雑誌の黄金時代を築いた伝説のアートディレクター、デザイナーであり、絵本作家でもあった堀内誠一さん(1932~87年)の生誕90年を記念し、画業を振り返る展覧会が2022年1月4日から、大丸ミュージアム京都(京都市下京区)で始まる。

「ロボット・カミイ」 1970年

 堀内さんは、「アンアン」や「ブルータス」などの人気雑誌を手がけた。当時デザインしたロゴは今も使用され、長く親しまれている。一方で、絵本を描くことを最も大事な創作活動と位置づけ、多くの作品を生み出してきた。

「ぐるんぱのようちえん」 1965年

 展覧会では、堀内さんが描いた絵の世界に焦点を当てた約180点を展示する。最初の絵本「くろうまブランキー」や、今も読み継がれるロングセラー「ぐるんぱのようちえん」「たろうのおでかけ」の原画のほか、子ども時代の絵、旅先で描いた風景や絵手紙、地図なども並ぶ。

「ぐるんぱのようちえん」 1965年

 絵本や挿絵の数々は、作品によってタッチが異なり、同じ人物が描いたとは思えないほどだ。創作の原点ともいえる「描くこと」を通して、堀内さんの豊かな感性や創作にかけた思いが伝わってくる。

「こすずめのぼうけん」 1976年

(c)Seiichi Horiuchi


【会期】2022年1月4日(火)~1月24日(月)
【開場時間】午前10時~午後8時。最終日は午後5時まで(入場は閉場30分前まで)
【会場】大丸ミュージアム京都(京都市下京区四条通高倉西入ル、大丸京都店6階)
【入場料】一般・大学生1000(800)円、中高生800(600)円、小学生以下無料
※かっこ内は、前売り料金、各種優待料金。前売券は、セブンチケット(http://7ticket.jp)で、1月3日まで発売。当日券は会場とセブンチケットで発売
※小学生以下は、保護者の同伴が必要
【主催】京都新聞
【特別協力】堀内事務所