顕彰碑の前で役目を終えたそろばんを奉焼する僧職=大津市園城寺町・三井寺

顕彰碑の前で役目を終えたそろばんを奉焼する僧職=大津市園城寺町・三井寺

 役目を終えたそろばんや先人に感謝する「大津そろばん祭り」が29日、大津市園城寺町の三井寺(園城寺)であった。使い古されたそろばんを供養し、約120人が珠算の上達を祈願した。

 全国珠算教育連盟県支部が毎年実施している。日本式そろばんは、江戸時代初期、大津に住んだ片岡庄兵衛が中国式そろばんを日本人向けに改良した「大津そろばん」が起源とされ、同寺には顕彰碑が建立されている。

 読経や焼香などを行った後、顕彰碑の前で僧職がそろばん10丁を火にくべた。その後、県内そろばん塾に通う小学4~6年生が、かけ算や割り算などで珠算の腕比べを行い、真剣な顔で玉をはじいた。

 大宝西小5年の女子児童(10)は「もっとうまくなってより上の級位を目指したい」と話した。