正月用の食材などを買い求める客で混み合う錦市場商店街(30日午後1時52分、京都市中京区)

正月用の食材などを買い求める客で混み合う錦市場商店街(30日午後1時52分、京都市中京区)

 暮れが押し迫った30日、京都市中京区の錦市場商店街では、迎春準備の買い物をする大勢の人でにぎわった。新型コロナウイルスの感染拡大で人通りが大幅に減った前年末から一転し、「京の台所」に年の瀬恒例の活気が戻った。

 錦市場の2021年は、何度も繰り返す感染拡大の影響を受け、観光客を中心に人出が落ち込んだ。ワクチン接種が進んだ今年末は、人通りが前年に比べ回復したものの、歩けなくなるほどの人でごった返すコロナ禍前の状態には届かなかった。

 店頭には棒だらや黒豆など正月用の食材が数多く並び、店員らが威勢良く客を呼び込んだ。塩干物を扱う「山市」店主の山本浩市さん(53)は「前年は来店を諦める人も多く、商品を発送していたが、今年は常連さんと顔を合わせて販売できるのでうれしい」と喜んだ。