新型コロナウイルスのため、多くの業界で仕事が減ったとされる。「自分の力を試したい」と2019年10月、ベンチャー企業の京都支社に転職したPRプランナーの辻本哲郎さん(33)=大山崎町=にとって別世界だった。
 こんな時だからこそ、新規開拓し、受注を増やす-。会社の方針の下、企画立案だけでも多忙なのに、営業も課せられた。京都市内のオフィスに午前8時に入り、帰宅後さらに自宅で深夜までパソコンに向かう。すぐに朝を迎えて出勤。腰を痛めても、ベッドに寝転がり資料を広げた。精神的に追い込まれ、心の負担が積もっていく。20年春、体が悲鳴を上げた。無力感が体を覆う…